手びねり体験解説(コーヒーカップ編)
大体こんな感じで作っています。
これをみてこっそりイメトレすれば本番はばっちり(^-^)ノ
まず、事前に用意するものは大体これら(全てこちらで用意しています)。
右側からたたら(板)、差金(定規)、布を貼った板、プラスチック、
パイプ、ナイフ、千枚通し、竹串、判子、手ロクロ。
布を貼った板の写りが汚いのは、作り終わってからこの絵を撮った為です。
汚れた部分を水拭きした為、寧ろ本当は綺麗になっています。
どうでもいいことはさておき、早速工程をみて行きましょう。
1、土をこねる
画像のそれは1キロ強。これでコーヒーカップと受け皿とマドラーが作れます。
そして土は秀高窯のオリジナル。かなり万能な良い土です。
これからこねていきます。
通常は粘土の固さを均一にする為に、粗練りからやりますがおろし立てで且つうちの万能土なので
いきなり菊練りからやっても問題ありません。菊練りとはこねた後が、菊の花弁の様に見える事から名づけられた様です。
人によってはアンモナイトと言った方がイメージに沿うみたい。
上の画像から暫くこねて手を離してみた図。ややわかりにくいですが頭が大きくなっています。
こねるコツは左手であたまを持ち上げて、右手で↑1つ前の画像の様にあたまを壊さない様に押し付けてこねます。
その時におしりの一点を起点にして楕円形にこねる事。粘土自体がウロウロしない様に注意が必要です。
更に頭が大きくなりました。菊練りは最初はとても難しく、完全に習得するまでは何年もかかります。
体験でいきなり出来なくても落ち込まず楽しんで頂ければと思います。
余分な土を頭に徐々に巻き付けていきます。
完全に巻き付けて一体になりました。それを反転させてもう一回逆からこね直して粘土こね完了。