4、口を成型し、取っ手をつける
鹿皮で口を綺麗にしながら、ニュアンスを変えて口を成形します。
底部を斜めに少しだけ千枚通し等で落とします。
それだけで横から見たフォルムがすっきりと見えます。
切り終わった後の絵。大体これくらい切り落とせばいい感じです。
落とし過ぎると底部に穴が開いてしまうのでほどほどに。
次は取っ手を付けます。
まず取っ手となる粘土を上の画像の様に差金で切りだします。
取っ手を実際につける形に曲げて暫く形状が固まるまで待ちます。
その後、取り付ける部分にあてがって印をつけます。
しるしをつけた部分に傷をつけます。
傷は爪楊枝や千枚通しなど細かく傷がつくものであればなんでもかまいません。
傷に水をつけて接合させます。
接合部は指などで念入りに継ぎ目が分からなくなるまで滑らかにします。
出来ました。こんな感じです。今回は厚みが出る様に作ったのでどっしりとした
暖かみのある感じに仕上がりました。
さて、一日体験の形つくりはこれで終了です。お疲れ様でした。
これから乾燥させて一度素焼きします。そしてその後釉掛けして本焼きして完成です。
通常の体験はこれで終わるところが多いですが、
秀高窯では釉掛けも体験して頂いています(釉掛けが困難な方はこちらでおかけします)。
次は釉掛けの工程です!